日足(2021/10/11)
本日の日経平均株価は中国の電力不足による供給制約への懸念が和らいだこと、円安が進んだこと、金融所得課税の引き上げ観測の後退から買い優勢となり、3日続伸しました。
チャートでは大陽線をつけ、ローソク足では昨日の十字線と合わせると、捨て子線のようにも見えます。28200のギャップは今回の大陽線で埋められ、ランナウェイギャップの可能性は低くなりました。いわゆるコモンギャップかエグゾースチョンギャップに分類される可能性が高くなります。
出来高は現物、先物いずれも昨日の十字線の時よりも減少しました。買い圧力が少し薄くなっている可能性はあります。
日経VIはやや低下、ボラティリティスキューはフラット化しました。オプション市場ではアウトのプットを中心として全体的に売られた中で、コールの買いが少し入ったものと予想します。
ギャップが埋められたところで今後は必ずしも下落トレンドではない可能性があります。買い勢力がどこまでもつかが重要で、明日の出来高と値動きもフォローする必要があるでしょう。