僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

週足(2021/10/11-10/15)

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今週の日経平均株価米国債長期金利上昇の一服と金融課税強化の回避、円安への移行から前週までの売りが引き続き買い戻されました。

チャートでは大陽線を呈し、トレンドラインの下値に反発する形で上昇していることがわかります。ローソク足ではわずかに前週の陰性を包むような包み線を呈し、強気を示しているようにも見えます。ただし、今回の似た形に弱気を示す下放れ三法もあるので注意です。

リトレースラインにはいずれも接していません。

エリオット波動では日足での波との整合性がとれないため、今回は表記をスキップしております。

金利指標との比較では、1週ごとに比較すると前週と同様にやはり逆の動きをしていることが分かりますが、長期目線では株価、金利ともに上昇する適温相場を保っているようにも感じられます。社債スプレッドの拡大はありません。

前週まで記していたCOTレポートは株価との関係性が曖昧であったため、今回より削除させていただきました。

代わりに私の考える今後のテールリスクについて記します。まず第一に中国恒大問題です。週末は中国での不動産会社の相次ぐデフォルトが発表されました。また23日には恒大集団のドル債の利払い猶予期限が終了し、デフォルトと認定される可能性があります。15日の欧米市場での反応は限られましたが、株価にも反映しうるリスクと考えられます。10/17 12:00時点ではサンデーダウにもまだ波及はしていないので週初めの初値には影響は限られるかもしれませんが、日本株にも波及する可能性については考えなければなりません。

第2の米国デフォルトリスクは債務上限の引き上げにより、少なくとも12月までは回避できそうです。

第3,4の物価上昇及びそれに伴う金利上昇リスクも今後注意すべきリスクです。現時点では少なくとも長期金利と株価の整合性は取れているように見えます。長期金利の上昇の次には短期金利の引き上げ時期についても考えなければならず、11月のFOMCでの発表の可能性についても注意です。