僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

週足(2021/10/18-22)

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今週の日経平均株価は週後半で中国恒大問題と長期金利上昇、円安への不安から下げメインとなりましたが、その後に恒大集団の米ドル債利払い報道を受けて下げ幅を一部取り戻しました。

チャートでは前回のトレンドライン下限からは反発したまま、コマの陰線を呈しました。トレンドラインが意識されて買いが優勢となった中で、恒大問題による一連のニュースを受けての気迷いを表したものと考えます。実線はひげに比べて比較的短く、始値終値を見れば、ここ2、3週間の値動きの激しい相場とは対照的に比較的落ち着いた値動きだったのではないでしょうか。また、週足で見られたギャップラインがやはり売り勢力として意識されているようで29350を超えるラインは実線を呈していません。

リトレースメントラインにはいずれも接していません。

前回に引き続き、エリオット波動では日足での波との整合性がとれないため、表記をスキップしました。

米国債10年利回りはやはり今回も上昇していますが、金利上昇に比して株価の下落は軽度でした。社債スプレッドの拡大はなく、今回の軽度の下げ相場において信用リスクの上昇はないようです。

今後は現在のトレンドを維持できるかがどうかがポイントとなってくるでしょう。ここ数ヶ月はトレンドの下限付近に位置しており、引き続き下方へのブレイクには注意です。