日足(2021/10/25)
本日の日経平均株価は米国株市場でのハイテク株安と日本国内の政治情勢の不透明感から売り優勢となりました。
チャートでは前週よりやや下値で推移するも28500をラインとした押し目買いにより僅かに陽線を引きました。出来高は現物、先物ともに昨日よりもさらに減少しています。
ここ最近の上昇トレンドは今回の下落で僅かに下回りましたが、陽線であることと値幅からまだブレイクとはみなしていません。
28500のギャップはこれで完全に埋められ、ギャップの意味づけをしなければなりません。ここ数週間の動きを再度振り返ると激しい値動きから徐々に落ち着いた値動きとなってきており、出来高も経過中に減少傾向であることを考えるとトライアングルを呈している可能性があります。トライアングルと仮定した場合はエグゾースチョンギャップよりもコモンギャップの可能性を考えます。
日経VIは軽度上昇、ボラティリティスキューは僅かにスティープ化しました。未決済のアウトのプット買いが目立ってきているものと予想します。
最近の相場ではテクニカル的にも重要な価格ラインが多くなってきました。どのラインが意識されるかはマーケットの気分次第ともいえます。どの値動きをしても想定外とならないような対策が重要と考えます。