2021/11/11(日足)
本日の日経平均株価は前日の米国株安の影響を受けて売りで先行しましたが、恒大集団の利払いと原油高の落ち着き、円安への移行などを支援に値頃感に着目した買いが優勢となり、上昇に転じました。
チャートではトレンドラインの下限において昨日の値動きを包むような陽の寄付坊主を呈し、包み足を形成しています。出来高は昨日とほぼ同程度で、値幅に相当する出来高と捉えることができます。ここ最近の値幅、出来高からは先月までの高いボラティリティとは対照的に値動きに対抗する強い買いや売りは参入していないようです。
今回の値動きで少しイレギュラーな点としては東証1部においては値上がり銘柄数よりも値下がり銘柄数が多いこと、年初来安値更新銘柄数も156と比較的高いことが挙げられます。TOPIXの上昇幅が小幅だったことからも分かるように、今回の日経平均株価の上昇に寄与している株は一部に限られていることが分かります。
今回の値動きで仮のトレンドラインはまだ維持した形となりました。ブレイクがないかは今後も気にする必要がありそうです。
※エクセルファイルは株価データ参照ができなかったため、休止とさせていただきます。今回より図の形式も少し変えてみましたが、前の方が良かったなどアドバイスあればお気軽にご連絡ください。