2021/11/17
本日の日経平均株価は米株式市場での主要3指数の上昇から始値は小幅上昇で始まりましたが、円安・ドル高での原材料の輸入コスト上昇による企業業績悪化への懸念と前日までの上昇を踏まえた利益確定売りから終値は下落となりました。
チャートでは前日の陽線を包むような陰の寄り付き坊主を呈し、包み足として捉えると一時的な強気の弱まりを表します。9/6-7および9/28-29のギャップライン、および30000円台のラインが上値として意識されているようで、11/4の高値を超えることができませんでした。
出来高は現物、先物ともに昨日と同程度で値動きの割には少ない印象です。中長期的な取引は今回の値動きでは乏しかったものと判断することもできます。
日経VI、ボラティリティスキューいずれもほぼ昨日と変化を認めませんでした。今回の値動きもオプション市場では大きな動きはなかったようです。
昨日、本日と引き続いてローソク足では強気の弱まりを表しました。しかし出来高からは活発な取引はないようで、下落したとしてもトレンドラインを下回るような大きな動きとなる可能性は少ないでしょう。