2021/12/8
本日の日経平均株価は新型コロナウイルス変異株への懸念後退と前日の米国株式市場の上昇を受けて買い優勢となりました。またSQ算出前のコール売りによるカバー目的の先物買いも後押ししたようです。
チャートでは前日の大陽線からごく小さな窓を開けて実体の短い下影陽線もしくはトンボを呈しました。ここ数日は上昇トレンドであることを考慮すると首吊り線として一時的な弱気を表す可能性があります。ちょうど20日平均株価ラインと29000の節目ラインが利益確定ラインとして意識されているようです。
出来高は前日と比較して現物はほぼ変わらず、先物は減少しました。抵抗する売り勢力は目立っていないものの、買い勢力は昨日よりは少なくなっているようです。
ローソク足からは一時的な弱気の可能性も出てきましたが、トレンドトレーダーとしては上昇トレンド継続として差し支えはなさそうです。目標値は引き続き上値29700,下値27800でしょう。どこで長期的な売り勢力が出てくるか、引きつづき値幅と出来高の観察は重要と考えられます。