僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/1/6

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本日の日経平均株価FOMC議事要旨の発表を受けて利上げ前倒しの懸念が強まったことから売り優勢となり、またオミクロン株感染者数増加による一部地域での蔓延防止措置の発表から、さらに下げ幅を伸ばして終値は844円安の大幅下落となりました。

チャートでは昨日の十字線から下放れて大陰線を呈し、ローソク足パターンでは捨て子線として弱気を表しています。昨日のトレンドライン上限とトライアングルライン上限が上値として意識され、下値では25日移動平均線が概ね一致していました。昨日までの短期上昇トレンドラインは明らかに下回っており、同リトレースメントライン50%も下回っていることからは従来の短期トレンドの終了と新たなトレンドを考えるべき可能性もあります。今回では意識されうるラインとして仮の上昇トレンドラインを青色で示してみました。

出来高は現物株で12億と昨日と同程度である一方で、先物出来高は明らかな上昇を見せました。いずれもここ最近の推移からは値幅相当の出来高と考えられます。

明日はアメリカなどで各種重要経済指標の発表があります。アノマリーでは明日で1月バロメーターのうちの一つ(最初の5日間での寝動きで2022年度の株価の方向性を占うとするもの)が終了します。

今後は下落がどこまで続くかが一つの鍵となります。過去のチャートの推移を見ると下落時にはトライアングルライン下限で反転しており、今回も同ラインが下値として意識される可能性があります。また同ラインを下回る下落となった際にはブレイクとして一度相場から離れることも考慮しなければなりません。