2022/1/18
本日の日経平均株価は欧州株の上昇を受けて午前中は買いが目立ちましたが、午後になってから米長期金利の上昇による米国株先物低下を受けて売り優勢となり、終値は76円安の小幅下落となりました。
チャートでは実体及び上下髭いずれも長い陰線を呈し、気迷いの中で弱気が目立った値動きを表しています。陰線の実体は昨日の十字線を包んでおり、上昇後の包み足で弱気を表す可能性があります。
上髭はやはり直前の上昇トレンド下限ラインと一致し、同価格帯での売り勢力が目立ったものと考えられます。一方で下髭はトライアングル下限ラインで反発していることから下値での買いも目立っているようです。
出来高は現物、先物ともに値動き相応に出来高が増加しましたが、重要な価格ラインが上下に接した割にはあまり大きくなかった印象です。
本日の米国市場及び明日の日本市場時間での大きなイベントはありません。アノマリーは引き続き米キング牧師の日の週で、米国株式市場での弱気が知られています。
重要な価格ラインを上方にブレイクするにはそれ相応の出来高が必要と考えています。値動きと出来高から推定すると、まだ直前の上昇トレンド下限ラインを越えられるような出来高は認めていないようです。一方で、下方ブレイクは必ずしも出来高を必要としないので注意が必要です。