2022/1/26
本日の日経平均株価は昨日に引き続きFOMC前の米金融引き締めへの懸念から売り優勢となりましたが、日本時間での米国株先物高を反映して下げ幅を縮め、終値は前日比120円安の続落となりました。
チャートでは昨日に引き続き下髭の長い陰線を呈し、実体はやや下方へと移動したものの、下髭の安値は昨日とほぼ同程度で、毛抜き底のパターンとも捉えることができます。27000での買い集めが寄与しているものと考えられます。
今回の値動きを踏まえて新たな支持線、抵抗線のラインを引き直してみました。今まで高値圏にあった抵抗線は価格帯が遠いために一度削除としています。
変更点としてまず数日前に意識された27400のラインが抵抗線として寄与する可能性を追加しました。これは27400での買い持ちがここ数日での下落での利益確定売りが強いことを考慮しての追加ですが、早期に反転上昇した場合には抵抗線としての意識は薄くなる可能性があります。
もう一つの抵抗線として28000のラインです。これは28000というキリの良い数字であること以外に、トライアングルの下方ブレイクでギャップをつけたラインであることと、過去に数回同価格帯で反転していることから、同価格帯での買い持ち・売り持ちが多い可能性があるからです。
出来高は現物、先物いずれもここ数日では薄商いとなりました。ローソク足の実体も比較的短く、値幅相応の出来高と考えられますが、特に今回はFOMC前の控えが目立っている影響と考えられます。
明日は日本市場での権利つき確定日です。一般的には株主優待のある株価で買いが増えると考えられています。
本日の米国市場ではFRB議長定例記者会見があります。発表を前に米国株先物、日経平均株価先物は執筆時点で大幅上昇していますが、発表内容が市場の予想通りなのかどうか、株価に影響する可能性があるので、引き続き要注意です。