僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/4/14

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本日の日経平均株価は米長期金利の一服からハイテク株を中心とした買いが見られたほか、中国の金融緩和期待や景気刺激策への期待からも買いが広がり、終値は前日比328円高の続伸となりました。

チャートでは27000付近の抵抗線も難なくブレイクし、昨日に引き続きの陽の丸坊主を呈したことからは強気の所見と考えられます。しかし、出来高は10億1005万株とほぼ同様の値幅である昨日の相場と比べてさらに少なくなっていることからは、やはり中期トレンドラインを上回るほどの買い勢力には乏しいものと考えられます。また、今後想定しうるチャートパターンとしてのキルロイボトム(逆ヘッドアンドショルダーズ)パターンは、中期トレンドライン付近での出来高増加を伴う必要があることからも、現段階での抵抗線をブレイクするような上昇は想定しにくいです。

エリオット波動理論では、今回の上昇を受けて新たなプライマリー波の想定を考えます。すなわち、前々回の上昇相場、前回の下落相場をそれぞれプライマリー波と想定した際にいずれも3波動であることから、基本的にはインターメディエート波は修正波の可能性が高くなってきます。修正波のインターメディエート波としては、トライアングル、フラットが考えられます。もちろん、3-3-3-3-3のリーディングダイアゴナルの可能性は引き続き否定できません。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX0.95%, MOS-0.43%でした。今回の上昇は大型株のみで、小型株を中心に揉み合いもしくは下落傾向であったことが伺えます。これも上昇相場を想定するには少し弱い所見と考えられます。