僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/4/15

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本日の日経平均株価は前日の米株式市場で米長期金利上昇を背景にハイテク株が下落した流れを受けて売り優勢となりましたが、好決算を発表したファストリが大幅高となったほか、円安からトヨタなどの輸出関連銘柄も買われて、終値は前日比78円安の小幅反落となりました。

チャートでは昨日の陽線にはらむような実体の短い陽線を呈し、はらみ足となりました。通常はらみ足はトレンド転換も考慮されますが、ここでは陽線同士のはらみ足なので強い意味はなさそうです。上髭、下髭はいずれも目立ち、強気の中でも気迷いを表したものと考えられます。

出来高は8億8006万株と値動きの中でさらに薄商いとなりました。ここ最近の上昇トレンドでは出来高低下が目立っており、今後も上昇時に出来高増加が見られない場合には下降トレンド継続の可能性があります。万が一、出来高増加を伴う上昇が見られた場合にはキルロイボトム(逆ヘッドアンドショルダーズ)パターンを想定することはできますが、少し現在の値動きの中では考えづらくなってきたかもしれません。

エリオット波動理論では、今までの想定を見直してみて新たな可能性を考えてみました。すなわち、今までは前回の底値から新たなインターメディエート波の始まりを想定していましたが、C波が今までのA、B波よりも明らかに期間が短いため、現在もまだC波に位置すると考えます。

その場合はトライアングル終了から前回底値まではプライマリー1波としてダイアゴナル、前回上昇トレンドをプライマリー2波としてジグザグと想定します。C波上に位置するとすれば下降トレンド継続の可能性があり、また前回底値も割り込む可能性があるので注意が必要です。最も、このエリオット波動理論の想定は値動きによって随時更新すべきものと考えており、あくまで暫定的な可能性として記してみました。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX-0.62%, MOS-2.11%でした。日経平均株価ファストリなどで比較的持ち堪えたものの、その他株価指数では小型株中心に売り優勢であったことが伺えます。