2022/4/21
本日の日経平均株価は米長期金利低下からハイテク株を中心とした買いに加えて円安の進行から輸出企業株への買いも入り、終値は前日比335円高の続伸となりました。
チャートでは昨日の十字線から上に実体の長い陽線を呈しました。本日の陽線は髭をほとんど認めず、陽の丸坊主として強気相場を表します。昨日までの膠着相場から上放たれたようにも見えますが、出来高は10億2912万株と昨日より薄商いかつ、値動きに比してやや少なめで、このまま上昇トレンド入りと考えるには時期早々な印象です。このまま出来高の増加がなければ、抵抗線、中期トレンド上値や200日移動平均線など節目のラインで売り勢力に押される可能性があります。
各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。出来高を考慮したOBVでは3/23から今日まで横ばいになっています。
エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波は修正波としてのトライアングル、もしくはフラットとしてのC波などが想定されます。このエリオット波動理論の想定は値動きによって随時更新すべきものと考えており、あくまで暫定的な可能性として記しています。
本日の明らかなアノマリーはありません。
東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.67%, MOS-0.85%でした。昨日に引き続いて、大型株では上昇傾向ある中で、小型株は下落しています。両者の乖離に要注意です。