僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/5/23

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本日の日経平均株価は前週末の米市場での長期金利低下からハイテク株の買いが入り、一時は27000の節目ラインから戻り売りも出ましたが、大引け間際にバイデン大統領の対中関税の引き下げの検討を表明したことから上げ幅を広げ、終値は前週末比262円高の続伸となりました。

チャートでは昨日の陽線から上放たれて実体の短い十字線を呈しました。上髭<下髭の十字線ではありますが、上髭部分は27000の節目ライン、短期トレンド上限ラインと一致し、抵抗線として意識された可能性があります。上昇トレンド時の十字線は相場転換を示唆するローソク足とも捉えられ、弱気転換の可能性に注意です。出来高は10億9799万株とここ数日でかなり少なめになっており、値動き相応の出来高とも捉えられますが、短期トレンド上限ラインをブレイクするにはもう少し出来高が欲しかった印象で、ここでも下落転換には注意と考えます。

マーケットプロファイルではOpen Auctionタイプのノーマルデイとなり、気迷いを表す1日となりました。26820-26850がレンジの拡大となりましたが、拡大幅はわずかです。30分おきの計測ではMode価格は26900であり、TPOカウントでは売り>買いが優勢となっています。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は53.51で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。しかし、この想定は前回底値を割った場合に変更する必要がありそうです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.92%, MOS2.67%でした。東証全体での買い優勢となっています。