2022/5/26
本日の日経平均株価は前日のFOMC議事要旨が市場予想通りだったことを受けて買い優勢で始まりましたが、エヌビディアの決算発表が予想を下回ったことから半導体関連株で売りが広がり、終値は前日比72円安の小幅続落となりました。
チャートでは昨日までの短期下落相場の中でのトウバを呈し、一般的には強気転換も表す所見です。しかし、出来高が現物株で10億8581万株とやはり薄商いで上昇相場転換には不十分である可能性と今回の上髭が短期下落トレンドラインと一致していることからはむしろ流れ星として弱気を表す可能性もあり、ローソク足だけでの判断は困難です。
テクニカル的にもう一つ確かなのは26000−27000の出来高がかなり大きくなってきたことです。これは同価格帯で踏みとどまる可能性が高い一方で、いずれかのブレイクが起これば大きく価格変動する可能性があることを示唆します。
マーケットプロファイルではOpen Rejection Reverseタイプのノーマルデイとなりました。26590−26600がレンジの拡大で、極値はありません。TPOカウントは売り>買いで、1日の相場中では売り優勢が示唆されます。
各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。
RSI(14)は48.47で明らかなシグナルはありません。
エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。しかし、この想定は前回(2022/5/12)を割った場合に変更する必要がありそうです。
東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.05%, MOS1.63%でした。東証全体では揉み合いの中で、マザーズは昨日の下落の反動もあってか、上昇したようです。