僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/6/3

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金曜日の日経平均株価は前日の米国市場での雇用レポートを受けて金融引き締めの警戒感の和らぎから買い優勢となりましたが、世界的なインフレや景気減速の警戒感から上値は伸び悩み、終値は前日比347円高の反発となりました。値嵩株の牽引が大きかったようです。

チャートでは前日のローソク足からギャップをつけた陽線を呈し、強気市場を表すローソク足となりました。しかし、陽線の実体は比較的短めで、出来高は11億828万株と値動きに比しては薄商いであり、買い勢力は比較的限定的であった可能性は残ります。

テクニカル的には長期下落トレンドラインは上回ったと考えられ、下髭が認められるのはトレンドブレイクと考えた買い勢力の参入があった可能性は余す。しかし、有意なブレイクかどうかの判断には難しく、出来高も比較的少なかったことからは買い参入にはもう少し経過をみてもいいのかもしれません。

マーケットプロファイルではOpen Auction タイプのノーマルデイでした。VAは上方移動で買い、27620-27640が極値及びレンジの拡大で売り、TPOカウントは売り優勢でした。トレンドブレイクの割には比較的中立な市場と考えられます。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):上昇、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):横ばい〜下落。

RSI(14)は62.13で明らかなシグナルはありません。ストキャスティクス(14)ではKライン及びDラインとも80超えの水準で一般的に買われすぎの指標となっています。

エリオット波動理論では現時点での想定ではインターメディエート波はフラット、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.35%, MOS1.49%でした。東証全体で買い市場ではあったものの、日経平均株価の上昇が比較的大きかったものと考えられます。