中国恒大集団問題とは？

こんにちは。ノンノンファイナンスです。

今日は日足をアップする前に今世界で注目されている恒大問題について自分なりにまとめてみたいと思います。

恒大集団は中国のマンションを中心とした不動産開発を行う民間企業で、中国の不動産を大規模に買収して都市開発プロジェクトを行なってきたみたいです。中国は不動産バブル真っ只中なので、資金調達を利用して高レバレッジに資産を拡大してきましたが、ここにきて負債比率があまりにも高いことがわかり、社債格付けがCCC以下に転落するなど、破綻の可能性が高まってきたわけです。これほど大きな企業が破綻すれば融資を行なっていた企業や銀行が連鎖的に破綻する可能性もあるわけで、これがリーマンショックを彷彿とさせるという意味で、投資家たちがリスク資産から引き上げているわけですね。

今後はまず恒大集団が本当にこのまま破綻してしまうのか、破綻寸前に国の援助により立て直せるかどうか、そして破綻した場合に連鎖的に金融危機に陥るのか、この3つがポイントとなると思います。

このポイントについては今後のニュースに注目していくしかないでしょう。

個人的にはまだ破綻もしていない段階でリーマンショック再来と決めつけるのは時期早々だと思っています。ただ、今後リスク資産に投資する際にはこうした状況について逐一確認していかなければ万が一の際に資金を失うことになりかねないので注意して投資すべきと考えます。