僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/6/9

f:id:nonnonfinance:20220609212232p:image

本日の日経平均株価は円安進行と中国経済の活動再開への期待から買い優勢となりましたが、上値では利益確定売りや長期金利の高止まりから半導体関連株への売りが広がり、終値は前日比12円高の小幅続伸となりました。

チャートでは上髭の目立つ実体の長い陽線を呈し、カラカサのローソク足となりました。上昇トレンド中のカラカサは流れ星として強気相場の中での売りの台頭を表すローソク足です。今回の売りは2022/3/25の前回高値と同価格帯による抵抗線の影響と思われます。出来高は現物株で12億8785万株とやはり値動きに比して高めとなっており、昨日に引き続いてのディストリビューションが見られている可能性が考えられるので注意です。

マーケットプロファイルではノーマルデイとなりました。極値は28370−28390および28190-28200で、上値・下値いずれも認めますが、VAは上方移動、28330−28390の上方へのレンジ拡大で全体として買いのセンチメントであったことが伺えます。特に下値の極根は前日のVAと一致しており、前日のVAが拒否されていることがわかります。ただし、数日間の比較では少しずつ売りも入ってきた印象です。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):上昇、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):横ばいもしくは上昇。

RSI(14)は67.36で明らかなシグナルはありませんが、買われ過ぎラインの70に近づいてきました。ストキャスティクス(14)ではKライン及びDラインとも80超えの水準で一般的に買われすぎの指標となっています。

エリオット波動理論では現時点での想定ではインターメディエート波はフラット、マイナー波ではC波に位置する可能性が高いです。フラットであれば前回上値以上の上昇は期待できるはずですが、どこまで上昇するかに注目です。