日足(2021/9/28)
本日の日経平均株価は欧米の半導体関連銘柄が下落した流れと中国経済の警戒から幅広い銘柄が売られましたが、売りの一巡後は行動制限の緩和による経済再開への期待や株主優待の権利付き売買から下げ幅を縮めました。
チャートではカラカサの陽線を示しており、ちょうどトレンドラインでの反転を認めています。これが上昇相場での出現と仮定すると首吊り線で弱気となりますが、信頼度には欠けそうです。
ギャップ、トレンド・チャネルライン、リトレースラインのブレイクは認めていません。
他指標との比較でも明らかな乖離はありませんでした。
オプション市場では、日経VIは軽度に上昇し、ボラティリティスキューはさらにフラット化しています。コール買いの解消による影響でしょうか。
以下個人的な意見です。
本日はトレンドラインも意識されてもみ合い相場となりました。まだ最初に想定した上昇トレンドをブレイクしてはいないので、売りポジションの設定には時期早々と思われますが、ローソク足や日経VI、ファンダメンタルなどは下向きにも移行しているようにも見えます。今後の動向に注目です。