週足(2021/10/4-10/8)
今週の日経平均株価は米国債のデフォルトリスクへの懸念、米国債長期金利の急上昇から売りが優勢となり、陰線を引きましたが、週末にそれらの危機が後退し、下ヒゲをつけました。
エリオット波動ではここ3週間の動きは下落トレンドのA波となっている可能性もあるため注意です。しかし、長期トレンドラインが押し目となっており、下限ラインとしての買いが存在していることが分かります。
リトレースラインにはいずれも接していません。
金利指標との比較では長期金利と日経平均株価はここ数ヶ月間はともに上昇傾向にありましたが、ここ1、2週間は逆の動きをしていることが分かります。一部では適温相場からの脱却を危惧する声も聞こえますが、少なくとも社債スプレッドの拡大はないため、最終局面には至っていなさそうです。
COTレポートでは大口ヘッジャーの売りがさらに増加しました。まだ買い優先ですが、逆転に注意です。