僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2021/11/30

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本日の日経平均株価始値から午前中にかけては米国株の上昇と自立反発買いから上昇となりましたが、モデルナCEOの発言を受けて変異株に対する警戒が再び高まったことにより、終値は大幅下落となりました。

チャートでは日中取引間で下落幅が900円弱と大陰線を呈し、強い弱気を表しました(小さな上髭があるので陰の大引き坊主とも解釈できますが、こちらも弱気を表します)。前日の陰線を包むような大陰線で包み足と捉えることができますが、陰線同士の包み足なのであまり大きな意味は持ちません。

出来高先物は昨日と同程度の高値、現物については更なる大商いとなりました。今回の値動きでの買いを包み込むような売りが参入した影響と考えられます。昨日分のオプション出来高ではプットの出来高がかなり高くなっており、出来高からもリスクオンモードに入っていることが伺えます。

日経VIは上昇、ボラティリティスキューは軽度にフラット化しました。

今回の値動きで昨日引いたトライアングル様の下値ラインで概ね止まりました。下値ラインを意識した一時的な買いがある可能性はありますが、出来高を伴った大陰線を呈している最中での逆行した取引はかなりリスクが高いと思われます。私自身としては、一般的に下落は急な一方で、買いは出来高を伴って緩徐に上昇する傾向があると考えておりますので、買いの参入にはもう少し値動きを見極めたいところです。