2021/11/10(日足)
本日の日経平均株価は米国株価指数先物の下落と中国のPPIの上昇率からのインフレ懸念から4日続落となりました。
チャートでは5日連続陰線を呈し、今回の陰線も昨日同様上ヒゲの長い陰線となりました。出来高は現物、先物ともに昨日よりもさらに低下し、陰線の中での対抗する強い買いは今回は入っていないようです。ローソク足の形状からは流れ星、カナヅチのようにも見えますが、実体が比較的長いことと出来高が不十分なことからは信頼度に欠けます。
今回の下落では先日まで引いていたトレンドラインを下回り、ギャップラインはほぼ埋めた形になりました。今回の値動きをブレイクと見なすかどうかは非常に難しいと考えます。出来高を伴う大陰線を呈していないこと、リトレースメントラインには接していないことから修正トレンドの一環として考えられる一方で、29250のラインで強い買いが入っていない可能性がある点から上昇を見込むのも少し心配です。
新たに仮のトレンドラインを引き直してみました。再度明日の値動きを観察する必要があるようです。
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