日足(2021/10/12)
本日の日経平均株価は原油高による長期金利の上昇や企業物価指数の上昇への懸念から売り優勢となりました。
チャートでは昨日の大陽線をはらむような陰線を呈し、ローソク足でははらみ足の可能性があります。はらみ足は上昇トレンドだとすると一時的な弱気を表します。
出来高は現物、先物ともに昨日よりもやや減少し、ここ最近の売り相場では少なめとなりました。売り勢力の弱まりを表しているのでしょうか。
ここ最近のチャートの動きからトレンドラインを引き直してみました。一時期の調整相場のチャネルラインが今回の押し目となっている可能性があります。
日経VIはやや増加、スキューは変わらずでした。オプション市場では下落に伴う全体的な買いが優勢となりましたが、そこまで大きな動きは起こっていないようです。
チャート的には以前のギャップ埋めと売り相場の出来高減少からは上昇も期待できるとは思われますが、ローソク足では弱気を表しているので一時的な調整となる可能性はあります。今後の動向に注目です。