日足(2021/10/5)
本日の日経平均株価は前日の物価高への警戒による米国株の下落と岸田政権の金融所得課税の制度変更への検討に対する嫌気から大幅下落となりました。
チャートでも前日との間にギャップを伴った大陰線となり、これで5日連続陰線を呈したこととなります。出来高は現物、先物ともにここ最近で最も大きくなっており、強い売り勢力による下落であったことが分かります。ちょうどギャップはリトレースメントライン33%の価格値と一致し、リトレースメントラインでの買い勢力は限定的でした。ここ最近の上昇トレンドは完全に解消され、また新たなトレンドを模索する時になっています。今日までの値動きだけで見るとここ数週間の値動きはスパイクとしても説明できそうです。
日経VIは上昇、ボラティリティスキューはフラット化しました。全体としてオプション買いが目立った中で、コールの買いも目立っていたものと予想します。
ファンダメンタル、テクニカルともに売り勢力が目立ってきていると考えられ、今後も引き続き注意しての取引になりそうです。