2021/11/15
本日の日経平均株価は主要企業の好決算と米国株式相場の上昇から始値から上昇となりましたが、3万円台に対する利益確定売りと国内GDPが予想を下回ったことにより上値は重く、小幅な値動きに終始しました。
チャートでは前日、前々日の実体の長い陽線とは対照的に十字の陰線を呈し、一時的な強気の弱まりを表しています。また、上昇トレンドの十字線は十字星としてこちらも弱気を表す所見です。
出来高は現物、先物いずれもここ数日内で比較的少なく、値動きに対する出来高が一致しているものとして捉えられます。
オプション市場では日経VIは低下、ボラティリティスキューもフラット化して、コール、プットいずれも買いは目立っていないようです。
本日発表された国内GDPは予想を大幅に下回る値でしたが、市場に対する影響は限定的でやはりここ数日が強気相場だったことが考えられます。ローソク足では一時的な弱気を表しており注意が必要ですが、出来高はそこまで高くないので長期的な弱気はまだ想定するにはまだ早そうです。