2021/11/16
本日の日経平均株価は米国長期金利上昇による保険株の上昇と米中首脳会議が問題なく通過したことが相場を支えた一方で、30000円台の利益確定売りも入った影響で、終値は小幅上昇にとどまりました。
ローソク足では上ヒゲが長く、実体の短い上影陽線となり、実体は昨日の十字線を覆うような包み足を呈しています。ここ数日の上昇トレンド内での包み足は弱気とまでは行かないまでも一時的な強気の弱まりの可能性があります。
出来高でも値動きが昨日より限られているにもかかわらず出来高は現物、先物いずれも小幅に上昇していることからやや売り勢力が高まったものとして矛盾ありません。しかし、長期的なトレンドを転換するような売りは変わらず入っていないものと予想します。
日経VIは軽度低下、ボラティリティスキューは変わらずでした。オプション市場での大きな動きはなさそうです。
今回の値動きでは中長期的な取引を行う上では大きな手がかりはなさそうですが、短期的な動きには注意していきましょう。