僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2021/11/29

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本日の日経平均株価は午前中は先週までの下落による自立反発買いで一時は上昇に転ずるも、午後になって外国人の入国の原則停止を踏まえて国内経済活動の遅れへの懸念から再度大幅下落となりました。

チャートでは昨日に引き続き陰線となり、上髭が長く、実線の短いトウバを呈しました。トウバ自体は弱気を意味しますが、下落トレンド中の場合ではトンカチとして強気を表します。今回の場合は下落トレンド中ではありますが、強気と解釈するのにはファンダメンタルズ的に要注意です。

出来高は現物、先物ともにここ数日では大商いとなりました。今回のローソク足からも売りと買いが強く拮抗していることがわかり、値動きに見合った出来高と考えることができます。

日経VIは値動きの割に大幅上昇、ボラティリティスキューもスティープ化しました。今回の値動きを通して恐怖に感じてアウトのプット買い、コール売りに動いた投資家が多くいることが考えられます。

今回は図の紫色のような新規ラインを引いてみました。トライアングルとするには少し出来高や経過からは異なるため注意が必要ですが、紫色のような上値ライン、下値ラインは意識される可能性があります。図を見れば紫色の下値ラインで今回の押し目買いがあったことが納得できるはずです。

紫色の下値ラインがブレイクされれば次の押し目買いは28000、27000の節目の他に26300のかつてのチャネルラインまで下回る可能性もあります。上昇した際にも29800のラインのブレイクの有無が重要です。