2021/11/2(日足)
本日の日経平均株価はFOMCの結果発表を控えての持高調整の売りが優勢となり、3営業日ぶりに反落しました。
チャートでは昨日の大陽線をはらむ陽線を呈し、ローソク足でははらみ足を呈しています。
現物出来高は昨日よりさらに減少し、大商いとなった3営業日前以前の出来高とほぼ同程度となりました。今回の下落では売り勢力は比較的小さかったものと思われます。ギャップラインの29250, トレンドラインの29000いずれにも到達しませんでした。
原資産価格低下の中でも日経VIは低下しましたが、ボラティリティスキューはスティープ化し、FOMC後の値動きを期待してのアウトのコール、プットは比較的売り控えているものと思われます。
今回の下落では前日の始値を下回らず、出来高も限定的であったことから現時点では利益確定売りによる影響が強いものと思われます。しかし、本日・明日とFOMCが控えており、その発表内容次第で株価の行き先が変わってくる可能性があります。市場では早期からのテーパリングは織り込み済みで、利上げ時期と物価上昇に対する認識などが論点となってくるでしょう。