2021/11/1(日足)
本日の日経平均株価は自民党が衆議院選挙で市場予想を上回る議席を獲得したことからの政治不安の後退から買い優先となり、大幅続伸となりました。
チャートでは昨日とギャップをつけて大陽線を呈しています。ちょうど今回のギャップは以前つけていたエグゾースチョンギャップのラインと一致し、むしろ下ヒゲをつけていることから、市場の参加者はこのラインを抵抗線としての売りよりも支持線としての買いとして捉えた可能性が高そうです。以前からの上昇トレンドも今回の反発で継続したことが分かりました。
出来高は昨日、一昨日よりもは減少しましたが、値幅に対する出来高がかなり低いかと言われるとそうではないと思います。
日経VIは低下、ボラティリティスキューはスティープ化しました。原資産価格上昇による安心感から売りがメインとなった中で、コールの買いが入ったものと思われます。思ったほどアウトのプットはまだ比較的保持されているようです。
今回の大幅上昇で今ままでの値動きを振り返ってみるとやはり昨日、一昨日の大商いがポイントでした。大口の機関投資家はやはりこの2日間でたくさんの買いを入れたものと推察されます。私自身は当日では買いが入っているのか売りが入っているのか見分ける自信がなかったのですが、やはり出来高は今後の値動きの参考になる点では間違い無いと思います。
今後は上昇トレンド内に継続するか、ギャップを埋めることがないか、トライアングル上限でしっかり反発するかなどが重要となってくるものと考えられます。