2021/11/1-11/5(週足)
今週の日経平均株価は自民党が衆議院選挙で市場予想を上回る議席を獲得したことからギャップをつけての続伸で始まり、その後も利益確定売りを挟みながら、FOMC会合を受けて米国の金融政策に対する不透明感の後退からさらに続伸して陽線となりました。
今回のギャップラインが以前より入力していたエグゾースチョンギャップのラインとほぼ一致していることが分かります。本来なら抵抗線として働くはずのエグゾースチョンギャップが支持線として機能しており、ギャップラインのブレイクとして買いのサインと考えることもできます。
今後上値として意識される可能性があるのが、過去2回ブレイクに失敗した30500のライン、及びトレンドラインの中値である31500が意識される可能性があります。30500のラインのブレイクの有無が特に重要で、ブレイクに失敗した場合にはトリプルトップとして今後の下落もありうるので注意です。
リトレースメントラインにはいずれも接していません。
前回に引き続き、エリオット波動では日足での波との整合性がとれないため、表記をスキップしています。
米国10年債利回りは先週と比較して軽度低下に留まったのに対して株価は上昇しています。やはり今週も金利に対する反応は限定的でした。社債スプレッドも大きな拡大はありません。
今週はよいニュースに反応して株価が大幅続伸しており、強気のサインとも考えられます。強気相場がどこまで続くのかは誰にも予想できませんが、週足でのトレンドに抗う取引はリスクを伴うので注意です。