僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2021/12/17

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金曜日の日経平均株価は前日の米ハイテク株安の中で、FRB、ECB、日銀などの各中央銀行が金融引き締めに前向きなタカ派への姿勢を強めたとの見方から前日比520円安の大幅下落となりました。

チャートでは昨日の始値とほぼ同価格で寄り付いたものの、実体の長い陰線を呈していることがわかります。今回の下落で前日の高騰をほぼ戻した形となりました。前日と今回のローソク足をあわせて行き違い線として弱気を表す可能性があります。

出来高先物は前日とほぼ同程度でしたが、現物株で前日比1.5倍の商いとなりました。今回のローソク足が実体の長い陰線で、前日と値幅が同程度であることを考えると、この2日間の値動きでは最終的に売り勢力が目立っている可能性があります。

今回の大幅下落により前日のギャップラインは早くも割り込む形となりました。今回のギャップがコモンギャップであれば特に意味は持たない可能性もありますが、前回の上昇局面でも同価格帯にギャップを形成しており、ブレイクととらえれば今後このラインが抵抗線として意識される可能性があります。チャート的には直近の高値から計算したリトレースメントラインを割り込んでいないので上昇トレンドと捉えることもできますが、出来高が多く、実体の長い陰線を呈した際には買い勢力が戻ってくるまで様子を見るのも一つの選択肢です。