僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2021/12/16

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本日の日経平均株価は前日のFOMCでテーパリングの加速を決めたものの、金融引き締めペースは概ね想定の範囲内にとどまったことで、米国株式市場とともに、買い優勢となりました。

チャートでは昨日の陰線からギャップをつけて実体の長い陽線を呈しました。下髭が見られるのは日銀の金融政策決定会合の結果発表前からの持高調整売りによる影響と考えられます。ローソク足での明らかなパターン形成は今回も見られませんでしたが、明日も今回の実体にかかる陽線を呈すれば上離れの並び赤として強気を表す可能性も出てきます。

出来高は現物、先物ともに昨日より上昇を認めましたが、今回の値動きの割にはやや少ないようにも見えます。

今回はFOMCが想定通りのタカ派の発言をしたものの、サプライズがなかったとのことで大幅上昇を認めていますが、上昇するにしては情報が少し弱いような気もしますし、出来高もイマイチです。今回上昇したのはここ数日の陰線で一度買いを控えた投資家が再度発表後に戻って来たという印象で、新たな中長期的な買いは限定的だったようにも思えます。今後も引き続き上昇トレンドとして捉えながらも、引き続きの大幅上昇を予想するには少しテクニカル的には不十分な気もします。今回呈したギャップラインを割り込まないか、トライアングルラインを上回ったか、抵抗線が意識されていないかなど、テクニカル的なヒントを十分に活用していきましょう。