2021/12/15
本日の日経平均株価は米国債のデフォルト回避と日本株の割安感から買い優勢で小幅に上昇しましたが、前日のNASDAQ株の下落と今日未明のFOMCの結果発表を控えて上値は限定的でした。
チャートでは5日ぶりの陽線となり、上髭あり・下髭なしの上影陽線となりました。単体では弱気を表しますが、ここ最近の調整局面ではトンカチとしての強気を表す可能性もあるかもしれません。最近は今回のような28500での押し目買いが目立っており、66%リトレースメントラインと合わせて買いラインとして意識されているようです。上値は今日も概ね20−25日移動平均線ラインと一致していました。
出来高は現物、先物ともにやはり少なめで、引き続き本日未明のFOMCの発表待ちに伴っての小商いと考えられます。
まとめるとここ数日は上昇トレンド内の調整局面が目立っており、主な原因としてFOMCの金融政策発表待ちによる出来高減少が考えられます。本日未明の金融政策の発表内容次第では大きな値動きとなる可能性もありますので、まずは米株式市場の値動きに注目です。
個人的にはオミクロン株の蔓延に伴って金利引き上げ時期の見直しから株価上昇を期待したいところですが。