僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/4/28

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木曜日の日経平均株価は日銀金融決定会合で大規模な緩和策の維持の決定による円安以降からの輸出関連銘柄の買いと前日の下落による値頃感からの押し目買い、中国経済の過度な警戒の和らぎなどから前日比461円高の大幅反発となりました。

チャートでは昨日のカラカサから上放たれて陽の丸坊主を呈し、弱い相場の反転を表す強気のローソク足となりました。上値は特に意識はされていない可能性はありますが、ギャップラインと一致した抵抗線とほぼ同価格帯となっていることがわかります。出来高は現物株で13億8363万株と昨日よりは減少を見せたものの、以前数日間の中では商いが大きいものと考えられます。

チャートパターンでは明らかなパターン形成は認めません。前回底値とほぼ同程度で反転したことからはダブルボトムとも捉えられないことはないですが、ダブルボトムと同定するにはもう少し時間経過を追いたいところです。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は48.41で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波はさまざまな想定が考慮されると思いますが、現時点では3/9-4/22までの上昇相場を第2波としてフラットの修正波と捉え、第3波の開始を想定します。

ここで、チャート・出来高エリオット波動理論での方向性の違いがでます。チャート出来高では反転パターンとも捉えられましたが、エリオット波動理論では引き続きの下落相場が想定されています。どちらの想定が正しいかは経過を見るしかないですが、少なくとも今回の上昇を上昇相場の開始と捉えるのは少し時期が早い気がします。その理由としてプライマリー波としてフラット後のインパルスと捉えた場合にも出来高増加を伴うのは理にかなっているからです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 2.09%, MOS-0.86%でした。上昇は大型株のみで小型株の追従はともなっていないものと捉えることができます。

株価サイクルでは、引き続き前回底値が3月中旬と想定した際、次の底値は5月の上旬付近を予想できそうです。反転下落の場合の底値形成に注意しましょう。