僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/5/11

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本日の日経平均株価は前日のダウ平均株価安から朝方は売り優勢となりましたが、CPI発表前の持高調整買いから先物買い戻しも入り、終値は前日比46円高の小幅反発となりました。

チャートでは昨日の十字線とほぼ横並びの陽線を呈しました。安値は更新とはなりませんでしたが、始値は昨日より低値であることと、高値・終値更新からは包み足と捉えられます。いずれも陽線なので意味合いとしては乏しい可能性がありますが、底値での包み足は反転上昇の可能性もあります。出来高も13億6854万株とやはり値動きに比して高値が続いており、上記の先物出来高グラフを見ても最近の出来高は高くなってきていることがわかるはずです。今後いずれの方向にせよ、値動きが激しくなる可能性があるので注意と考えられます。

仮に想定した下降トライアングルは単独としては弱気への反転パターンを表します。しかし直前の上昇相場での小休止と考えれば、強気の継続パターンとも捉えることはできそうです。いずれにせよ、出来高増加が目立っているので今後のブレイクに注意と考えます。

マーケットプロファイルではOpen Rejection Reverseのオープンタイプのノーマルデイで、CPI発表前を控えたもみ合い相場であったことがわかります。しかし、情報へ少し値動きの拡大があったことからは幾らかの長期投資家の買いが入ったものと考えられます。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):下落、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は41.76で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論では現時点では2022/3/9の底値までをインターメディエート波のC波と想定します。しかし、この想定だとマイナー波以下の波の決定が難しくなることから、信憑性には欠けます。これはもう少し経過を見るしかなさそうです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -0.6%, MOS0.95%でした。3指標いずれもバラバラであり、方向性に欠ける相場であったことがわかります。

 

 

2022/5/10

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本日の日経平均株価は米金融引き締めへの警戒感から朝方は売り優勢であったものの、売り一巡後は中国上海株高などを材料に下げ幅を縮め、終値は前日比152円安の続落となりました。

チャートでは昨日の大陰線から下放れた下髭が目立つ陽線を呈し、ハンマーとして相場転換を表すローソク足となりました。下髭はちょうど26000の支持線で反転し、ギャップも実体は埋めることなく、引けていることがわかります。出来高は現物株で13億7245万株と比較的高めであり、相応の買いが入ったものと予想できます。

今回のこの下降トライアングルの想定ですが、上値は切り下げ、下値は変わらずであることからは売り優勢の天井圏の下降トライアングルと想定していました。しかし、今回のようなハンマーが出現したことからは反転上昇する可能性も出てきており、特にトライアングル上値ラインを超えた場合には別の想定が必要かもしれません。

マーケットプロファイルではOpen Rejection Reverseのオープンタイプのノーマルバリエーションデイで、短期筋の売りに対して長期投資家の買いが目立ったようです。26130-26250はレンジの拡大で、そのうち26210−26250は極値でした。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):下落、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

RSI(14)は41.07で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論では少し想定を変更してみます。現在までをC波と捉えると少し期間が長くなってしまい、前後の整合性が取りにくくなったことを考慮し、やはり2022/3/9の底値までをインターメディエート波のC波と捉える想定です。しかし、この想定だとその後の上昇相場、現在の保合相場の想定が難しくなり、現在のエリオット波動理論上の位置を見出すことができません。これはもう少し経過を見るしかなさそうです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -0.85%, MOS0.31%でした。日経平均株価TOPIXに対して小型株ではやや上昇が見られたようです。

 

2022/5/9

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本日の日経平均株価は米国の金融引き締めによる長期金利の上昇や新型ウイルスコロナ対策による中国景気の先行き懸念、ウクライナ情勢などが悪材料となり、前週末比684円安の大幅反落となりました。

チャートでは前日の陽線から下放たれた大陰線を呈し、弱気を表すローソク足となりました。出来高は12億6342万株と前日よりは低下したものの、徐々に増加傾向を認めています。前日までの買いの手仕舞いによる影響も大きかったようです。

下髭はほとんど認めませんでしたが、安値=終値はほぼ前回安値、前々回安値と一致し、同価格帯が意識されている可能性が考えられます。ちょうどこの下値を支持線とした場合に、下値は変わらず、上値は切り下げていく下降トライアングルと捉えることができます。下降トライアングルは本来なら継続パターンとして現れますが、今回の場合には天井圏の下降トライアングルとして反転下落を示唆する場合もあるので注意です。もちろん、支持線で反転する可能性も考えられます。

マーケットプロファイルではOpen test driveでのノーマルバリエーションデイを呈し、朝方の長期投資家による売りの参入を表しました。26500-26700が極値として表されており、今後の抵抗線となる可能性もあるので注意です。午後にかけては比較的レスポンシブルな相場だったようです。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):下落、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は42.60で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波はさまざまな想定が考慮されると思いますが、現時点では3/9-4/22までの上昇相場を第2波としてフラットの修正波と捉え、第3波の開始を想定します。しかし、これも今回の上昇トレンドで27500を超えた場合には想定変更を考慮します。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -1.96%, MOS-3.22%でした。東証全体での下落傾向となったようです。

2022/5/6

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本日の日経平均株価は朝方は連休中のFRB金融政策会合関連でのインフレ懸念から売り優勢となりましたが、円安と水際対策緩和から買いが売りを圧倒し、終値は前日比185円高の反発となりました。

チャートでは前日の十字線とほぼ横並びに実体、下髭の目立つ陽線を呈しました。十字線という気迷いから上に放れた強気を表したローソク足となります。マーケットプロファイル上はノーマルバリエーションデイで比較的レスポンシブルな相場でしたが、後場でレンジの拡大を認め、長期投資家の買いの可能性があります。26970をモードとするとTPOは買い優勢となり、レンジ拡大の解釈と一致しています。26700以下は極値であり、前日も同価格帯が極値であったことを考えると今回の支持線として寄与した可能性が考えられます。また上値は27000で売りが目立っており、抵抗線と考えられます。

出来高は現物株で14億9856万株と高めでした。長期投資家の買いが入った可能性があります。

チャートパターンでは明らかなパターン形成は認めません。現在の値動きでは前回の小幅上昇トレンドは引き続きペナントと想定して矛盾はないようですが、今回の上昇トレンドで前回高値の27500を超えた場合には想定変更を考慮しなければならず、4/12, 4/27を底値としたダブルボトムの可能性を考えます。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は50.48で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波はさまざまな想定が考慮されると思いますが、現時点では3/9-4/22までの上昇相場を第2波としてフラットの修正波と捉え、第3波の開始を想定します。しかし、これも今回の上昇トレンドで27500を超えた場合には想定変更を考慮します。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.93%, MOS-2.55%でした。大型株を中心に買いが目立っているようですが、小型株は海外株同様に下落を認めたようです。

 

2022/5/2

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本日の日経平均株価は好決算を発表した個別銘柄の買いが見られたものの、全体として前週の米株安と連休中のFOMCを前に買い控える動きが優勢であり、終値は前営業日比29円安の反落となりました。

チャートでは昨日の大陽線とほぼ横並びの陰線の十字線を呈し、買い勢力の弱まりを表したローソク足となりました。下値となったきっかけはチャート上はっきりしませんが、上値は今回も昨日と同様のギャップラインが抵抗線として意識されたようです。

チャートパターンでは明らかなパターン形成は認めません。現在の値動きでは前回の小幅上昇トレンドは引き続きペナントと想定して矛盾はないようです。4/12, 4/27を底値としたダブルボトムはやはり可能性は低いと考えますが、選択肢の一つとして残ります。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は48.07で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波はさまざまな想定が考慮されると思いますが、現時点では3/9-4/22までの上昇相場を第2波としてフラットの修正波と捉え、第3波の開始を想定します。

本日よりマーケットプロファイルの想定も加えてみます。マーケットプロファイル上はノーマルデイでレスポンシブルな相場でした。26700付近が極値として今後意識されうる価格として注意です。30分おきのマーキングでは26780がモードで、TPOは売りが優勢でした。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -0.07%, MOS-0.37%でした。本日は東証全体で拮抗相場だったようです。

株価サイクルでは、引き続き前回底値が3月中旬と想定した際、次の底値は5月の上旬付近を予想できそうで、新たな底値形成に注意です。このまま上昇した場合には4/22を底値と同定しても矛盾はありませんが…

 

 

2022/4/28

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木曜日の日経平均株価は日銀金融決定会合で大規模な緩和策の維持の決定による円安以降からの輸出関連銘柄の買いと前日の下落による値頃感からの押し目買い、中国経済の過度な警戒の和らぎなどから前日比461円高の大幅反発となりました。

チャートでは昨日のカラカサから上放たれて陽の丸坊主を呈し、弱い相場の反転を表す強気のローソク足となりました。上値は特に意識はされていない可能性はありますが、ギャップラインと一致した抵抗線とほぼ同価格帯となっていることがわかります。出来高は現物株で13億8363万株と昨日よりは減少を見せたものの、以前数日間の中では商いが大きいものと考えられます。

チャートパターンでは明らかなパターン形成は認めません。前回底値とほぼ同程度で反転したことからはダブルボトムとも捉えられないことはないですが、ダブルボトムと同定するにはもう少し時間経過を追いたいところです。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は48.41で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波はさまざまな想定が考慮されると思いますが、現時点では3/9-4/22までの上昇相場を第2波としてフラットの修正波と捉え、第3波の開始を想定します。

ここで、チャート・出来高エリオット波動理論での方向性の違いがでます。チャート出来高では反転パターンとも捉えられましたが、エリオット波動理論では引き続きの下落相場が想定されています。どちらの想定が正しいかは経過を見るしかないですが、少なくとも今回の上昇を上昇相場の開始と捉えるのは少し時期が早い気がします。その理由としてプライマリー波としてフラット後のインパルスと捉えた場合にも出来高増加を伴うのは理にかなっているからです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 2.09%, MOS-0.86%でした。上昇は大型株のみで小型株の追従はともなっていないものと捉えることができます。

株価サイクルでは、引き続き前回底値が3月中旬と想定した際、次の底値は5月の上旬付近を予想できそうです。反転下落の場合の底値形成に注意しましょう。

 

2022/4/27

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本日の日経平均株価は前日の米株安や中国都市閉鎖拡大への懸念から売り優勢となり、下げ幅は一時600円を超えましたが、中国株高や週内の決算発表見極めから下げ渋り、終値は前日比313円安の反落となりました。

チャートでは昨日の横並び陰線から下放れて下髭の目立つ陽線を呈し、カラカサとして相場転換を示唆する所見となりました。出来高も現物株で16億5561万株とここ数日でかなりの大商いとなり、同価格帯での関心が高かったものと思われます。下落トレンド中のカラカサ内での出来高増加を考慮すると、相応の買いが入った可能性が考えられます。

チャートパターンでは3日前のペナントの下放れと捉えられ、現在下落トレンド中と思われますが、カラカサ出現のために今後の相場転換に要注意です

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):下落、中期トレンド(数週間):横ばい、短期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。

出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は42.58で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波はさまざまな想定が考慮されると思いますが、現時点では3/9の直近底値から3日前の高値までをフラットのB波と想定し、現在プライマリーC波に位置するとするのが考えやすいのではないかと思っています。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -0.94%, MOS-1.54%でした。大型株、小型株ともに下落傾向を認めましたが、幾分か小型株の下落が抑えられている印象です。

株価サイクルでは、引き続き前回底値が3月中旬と想定した際、次の底値は5月の上旬付近を予想できそうです。