僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/5/20

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金曜日の日経平均株価は前日の大幅安を受けて自立反発買いが目立ったほか、中国の金利引き下げから外需関連株の買いも広がり、終値は前日比336円高の反発となりました。

チャートでは昨日のカラカサ終値とほぼ同価格から実体の目立つ陽線を呈しました。下髭、上髭いずれもほとんど認めず、強気相場であったことを表します。

テクニカル分析では直近の高値を同士を結んだ短期下落トレンドにはまだ到達しておらず、もう少し上値も望める可能性はありますが、26800以上で一時的な押しが現れる可能性は残ります。明日以降の値動きと出来高で再度トレンドラインブレイクが望めるかどうかの判断となりそうです。

マーケットプロファイルではOpen test driveのオープンタイプのトレンド日となり、強気相場を表しました。26420-26440が極値、26550-26740がレンジの拡大となります。

出来高は12億5330万株でした。昨日と同程度の出来高であり、値動きに比してやや薄商いのようにも見えますが、重要な支持線抵抗線に乏しい価格帯であったことを考えると納得のいく出来高とも考えられます。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は50.48で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。しかし、この想定は前回底値を割った場合に変更する必要がありそうです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.93%, MOS2.59%でした。

 

2022/5/19

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本日の日経平均株価は前日の米株式市場でインフレ進行からの景気減速懸念が強まって全面安となった流れを受けて売り優勢となり、下げ幅は一時700円を超えましたが、日銀ETFによる買いが入ったとの観測が下値を支え、終値は前日比508円安の反落となりました。

チャートでは昨日の陽線から下放たれて下髭の目立つ陰線のカラカサを呈しました。下落相場でのカラカサはハンマーとして相場転換を示唆するローソク足と考えられています。今回の下髭ではチャート的な意味合いは乏しいようにも見えますが、一つは過去数回ギャップラインの近くとして反転を示した価格帯として、もう一つは直近の高値を引いた短期下落トレンド上限ラインの反転として、支持線として寄与された可能性はあります。後者の場合は現在の短期下落トレンドの転換を示唆しますが、現在の値動きでは信憑性には欠けそうです。

マーケットプロファイルではOpen Auctionタイプのノーマルデイで、弱気の中で、少し買い勢力も混じっていたようです。30分おきの表記では2峰性の分布を示しており、後場にかけての買いが目立ちます。モード価格の想定が難しいですが、終値付近で想定した場合だとTPOカウントは買い>売りとなりますが、信憑性には欠けます。

出来高は12億6439万株でした。日中値動きは乏しかったものの、上昇時より下落時の出来高低下が目立つので、下落トレンド脱却も想定範囲内です。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は46.31で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。しかし、この想定は前回底値を割った場合に変更する必要がありそうです。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -1.31%, MOS-2.31%でした。東証全体での売り優勢だったようです。

 

 

2022/5/18

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本日の日経平均株価は前日の米株式市場の上昇と自社株買い発表した企業への買いも入って買い優勢となりましたが、利益確定売りで上値は伸び悩み、終値は前日比251円高の4日続伸となりました。

チャートでは昨日の陽線からさらに上放たれて上髭、下髭両方目立つ実体の短めな陽線を呈しました。上髭部分はキリの良い数字でかつ過去数回反転ポイントとなった27000の価格ラインと一致し、抵抗線として意識されていることがわかります。マーケットプロファイルではOpen Rejection Reverseタイプのノーマルデイでしたが、30分おきの測定の中では27000の価格付近は極値とはなっていないようです。反対に下値は26650-26710が極値となっており、支持線として寄与しました。26700は昨日の高値であるほか、過去1週間で何回か極値となっていることから意識された可能性があります。TPOカウントでは売り>買いとなっており、今日一日の値動きでは売り優勢の可能性があります。

今回の27000の抵抗線を越えることができれば次は中期下落トレンド上限ラインが目標となりますが、まずは27000を超えるかどうかが鍵です。本日の出来高は12億7161万株と日に日に減少傾向にあることがわかりますが、ここ1、2週間の同価格帯での出来高が大きくなっており、超える可能性はあるものと考えています。もちろん、弱気ファンダメンタルズの出現には要注意です。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は52.51で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.96%, MOS1.69%でした。東証全体での買い優勢だったようです。

 

 

2022/5/17

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本日の日経平均株価原油高を受けての原油関連や資源関連銘柄への買いが入ったほか、水際対策の緩和の検討や上海ロックダウンの解除指針なども示された経済活動正常化への期待への買いも入りましたが、インフレ懸念から上昇追いは限られ、終値は前日比112円高の小幅続伸となりました。

チャートでは昨日の実体の長い陰線にはらむような陽線を呈し、はらみ足のローソク足となりました。下落トレンド中のはらみ足は強気を表しますが、今回はいずれにも捉えられるのでローソク足からの意味合いの想定は難しそうです。昨日、今日で下髭はほぼ同価格で一致していることがわかります。これはマーケットプロファイルからも読み取ることができ、本日のOpen Rejection Reverseのオープンタイプのノーマルデイにおいて、26440-26520が下値極値となっていますが、前日、前々日の極値とほぼ一致しています。支持線として寄与している可能性があり、これはチャート上の短期トレンド上限ラインとも一致していることから短期下落トレンドは上方ブレイクしたものと捉えて良さそうです。

出来高は現物株で13億2098万株とやはり高値ではありますが、昨日とほぼ同じ値動きの中で減少しています。今後はポジション手仕舞いによる値動きも関与してきそうです。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は49.40で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではB波に位置する可能性があり、今後上昇のC波への移行が考えられます。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.19%, MOS1.88%でした。東証はもみ合い状態だったものの、やはり買い勢力が目立つ株が多かったことが推察されます。

 

2022/5/16

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本日の日経平均株価は前週末の米株式市場でハイテク株が買われた影響を受けてグロース株中心に買い優勢となりましたが、米株価先物が下落すると上げ幅を縮め、終値は前週末比119円高の続伸となりました。

チャートでは昨日の大きな陽線から上放れて寄り付いて、実体の目立つ陰線を呈したものの、終値は前日より僅かに高値となっていることがわかります。これはローソク足だけで見れば出会い線として弱気を表す所見とも捉えることができます。

マーケットプロファイルではOpen Rejection Reverseタイプのノーマルバリエーション日で、26430-26650がレンジの拡大、そのうち26430-26480が極値となっています。特に26430-26480の極値では前日では抵抗線としての極値として表されており、今回は同ラインで反発していることから支持線へと想定が変更された可能性があります。

出来高は15億49万株とやはり値動きに比して高値です。今回の陰線がちょうど短期下落トレンド上方ラインをブレイクしていることから相応の売りがあったものと考えられます。

以上をまとめると前日、本日の値動きは上方トレンド転換としては矛盾しない所見ですが、短期的な押しやファンダメンタルズの変化による急激な下落には注意が必要と考えています。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):不明、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は47.98で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波のB波に位置する可能性があり、上昇のC波への移行を考慮しています。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -0.05%, MOS1.42%でした。グロース株では買いが目立ったものの、東証全体ではもみ合いだったようです。

 

 

 

2022/5/13

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金曜日の日経平均株価は前日のダウ平均株価高から自立反発買いが優勢となり、決算発表からの値嵩株への買いも入って、終値は前日比678円高の大幅反発となりました。

チャートでは昨日の陰線の始値から大幅に実体の長い陽線を呈し、僅かな上髭は認めるものの、大陽線として矛盾しないローソク足となりました。出来高は現物株で16億4818万株とかなりの大商いであり、前日の大幅下落時よりもさらに上回る出来高となりました。ここ最近の出来高高値と合わせて更なる買いが入っている可能性があります。

本日の値動きを受けて昨日までのテクニカル分析は誤りが多いことが判明しました。まずはここ数日の調整相場を下降トライアングルとして捉えていましたが、昨日の安値からはむしろウェッジとして捉えた方が自然と考えられます。すなわち、上昇相場の調整として今後強気となる可能性が出てきたということです。これはここ数日の出来高高値からも裏付けされていることがわかります。また、前日の下落では上昇トレンドのギャップラインを埋めていたことから抵抗線への転換を考慮しましたが、今回の値動きで大幅反発を示していることからまだ支持線として考慮されていることがわかります。

以上より今後の上昇転換も期待できますが、フィンランドNATO加盟からロシア情勢も不安定化する恐れもあり、下落転換にはなお注意すべきと考えられます。

マーケットプロファイルではOpen Driveタイプのトレンド日でした。極値が25890-26110, 26430-26470と両端にはあるものの、底値がかなり意識されており、26000はやはり強い支持線として寄与する可能性があります。26250-26470のレンジ拡大があり、トレンド日でもあることを考慮するとかなりの買いが入っていることもわかります。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):不明、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は46.50で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論でも今回の値動きを受けてやはり複数個の想定が必要です。前回の上昇相場はやはり3波動として捉えられることからジグザグの可能性が高く、今回の下落相場でもジグザグとしてインターメディエート波のフラットなどを想定しますが、やはり信憑性には欠けそうで、もう少しの相場観察が必要です。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 1.91%, MOS4.51%でした。東証全体での買いが目立ったようです。

 

 

 

2022/5/12

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本日の日経平均株価は前日の米CPIで予想を上回る上昇率を受けて主要3指数が低下したのを受けて売り優勢となり、終値は前日比464円安の反落となりました。

チャートでは昨日の陽線から下放たれて上髭、下髭いずれも認める陰線を呈し、反転して弱気を表すローソク足となりました。上髭は昨日までの支持線と一致し、抵抗線への転換も否定できません。そしてこの支持線は過去に何度も試されて反転してきたラインで、今回割り込んだことでの更なる下落が心配です。また、今日までの短期トレンドは下降トライアングルとして切り下げる上値として現れており、天井圏の下降トライアングルとしての弱気も想定され、今後の引き続きの下落には注意しましょう。出来高は14億8101万株とやはり高値で推移しており、今回の値動き中で、今までの買い勢力以上の売り勢力の台頭が示唆されます。

マーケットプロファイルではOpen Auctionのオープンタイプのノーマルデイです。25700が極値、25960-26020がレンジの拡大となりました。1度短期筋の下値試しで長期投資家による反発を見せたものの、前日の極値が抵抗となって短期筋や長期筋両方からの売りに傾いた印象です。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):下落、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は37.08で値動きと同様に下落傾向を見せていますが、30以下の極値には達していません。

エリオット波動理論では今後の値動き次第での想定がメインとなります。このまま前回底値以下の下落を見せた場合には図のようなマイナー波のC波として捉えることもできます。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -1.19%, MOS-6.07%でした。東証全体での下落傾向を見せる中、特に小型株・成長株での下落が激しいものとわかります。