2022/5/18
本日の日経平均株価は前日の米株式市場の上昇と自社株買い発表した企業への買いも入って買い優勢となりましたが、利益確定売りで上値は伸び悩み、終値は前日比251円高の4日続伸となりました。
チャートでは昨日の陽線からさらに上放たれて上髭、下髭両方目立つ実体の短めな陽線を呈しました。上髭部分はキリの良い数字でかつ過去数回反転ポイントとなった27000の価格ラインと一致し、抵抗線として意識されていることがわかります。マーケットプロファイルではOpen Rejection Reverseタイプのノーマルデイでしたが、30分おきの測定の中では27000の価格付近は極値とはなっていないようです。反対に下値は26650-26710が極値となっており、支持線として寄与しました。26700は昨日の高値であるほか、過去1週間で何回か極値となっていることから意識された可能性があります。TPOカウントでは売り>買いとなっており、今日一日の値動きでは売り優勢の可能性があります。
今回の27000の抵抗線を越えることができれば次は中期下落トレンド上限ラインが目標となりますが、まずは27000を超えるかどうかが鍵です。本日の出来高は12億7161万株と日に日に減少傾向にあることがわかりますが、ここ1、2週間の同価格帯での出来高が大きくなっており、超える可能性はあるものと考えています。もちろん、弱気ファンダメンタルズの出現には要注意です。
各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。
RSI(14)は52.51で明らかなシグナルはありません。
エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。
東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 0.96%, MOS1.69%でした。東証全体での買い優勢だったようです。