僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/5/13

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金曜日の日経平均株価は前日のダウ平均株価高から自立反発買いが優勢となり、決算発表からの値嵩株への買いも入って、終値は前日比678円高の大幅反発となりました。

チャートでは昨日の陰線の始値から大幅に実体の長い陽線を呈し、僅かな上髭は認めるものの、大陽線として矛盾しないローソク足となりました。出来高は現物株で16億4818万株とかなりの大商いであり、前日の大幅下落時よりもさらに上回る出来高となりました。ここ最近の出来高高値と合わせて更なる買いが入っている可能性があります。

本日の値動きを受けて昨日までのテクニカル分析は誤りが多いことが判明しました。まずはここ数日の調整相場を下降トライアングルとして捉えていましたが、昨日の安値からはむしろウェッジとして捉えた方が自然と考えられます。すなわち、上昇相場の調整として今後強気となる可能性が出てきたということです。これはここ数日の出来高高値からも裏付けされていることがわかります。また、前日の下落では上昇トレンドのギャップラインを埋めていたことから抵抗線への転換を考慮しましたが、今回の値動きで大幅反発を示していることからまだ支持線として考慮されていることがわかります。

以上より今後の上昇転換も期待できますが、フィンランドNATO加盟からロシア情勢も不安定化する恐れもあり、下落転換にはなお注意すべきと考えられます。

マーケットプロファイルではOpen Driveタイプのトレンド日でした。極値が25890-26110, 26430-26470と両端にはあるものの、底値がかなり意識されており、26000はやはり強い支持線として寄与する可能性があります。26250-26470のレンジ拡大があり、トレンド日でもあることを考慮するとかなりの買いが入っていることもわかります。

各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):不明、中期トレンド(数週間):下落、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。

RSI(14)は46.50で明らかなシグナルはありません。

エリオット波動理論でも今回の値動きを受けてやはり複数個の想定が必要です。前回の上昇相場はやはり3波動として捉えられることからジグザグの可能性が高く、今回の下落相場でもジグザグとしてインターメディエート波のフラットなどを想定しますが、やはり信憑性には欠けそうで、もう少しの相場観察が必要です。

東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX 1.91%, MOS4.51%でした。東証全体での買いが目立ったようです。