2022/1/12

本日の日経平均株価は米長期金利一服から成長株を中心に見直し買いが入った影響で買い優勢となり、午後にかけて主要アジア株式相場の上昇を受けて上げ幅を伸ばして、終値は前日比543円高の大幅高となりました。チャートでは大陽線として表れています。

今回の反発ではここ数日の上昇トレンドライン下限が買いラインとして主に意識されたようです。日経新聞によれば上値では200日移動平均線の28800が売りラインとして意識されたようですが、チャート上の上髭はわずかで少なくとも今日1日の値動きでは抵抗線としては限定的であったものと思われます。

出来高は現物、先物いずれも昨日より減少しました。値動きに対する出来高は比較的少なめで、今回の大幅高の原動力としては今日1日の短期的な新規買いの他に今までの売りの消化による影響、すなわちここ数日の中長期的な買いも値動きに加味しているものと考えます。逆に言えば今日の値動きでの売り勢力の関心はあまりなかったようです。

今晩の主なイベントとしてアメリカでのCPI発表があります。明日のアノマリーは特にはありません。

トライアングル下値及び短期上昇トレンドライン下値が買いラインとして意識されたようで再び反発しました。引き続きトライアングルからのブレイクのタイミングを図るべきと思いますが、トライアングルラインでは対抗する勢力が必ず大きくなるために特に上昇方向で出来高が高くなる傾向にあります。出来高と値幅の確認を続けていきましょう。