2021/1/5
本日の日経平均株価は円安の影響を受けて自動車株などに買いが入った一方で、米長期金利の上昇と米ハイテク株安から一部銘柄を中心に売りも目立ち、終値は30円高の小幅続伸となりました。
チャートでは上髭、下髭いずれも目立つ実体の短い陽線を呈し、昨日の実体の長い陽線との組み合わせでは十字星として強気の弱まりを表す可能性があります。
出来高は先物では値動きに見合う薄商いでしたが、現物株で12億と昨日よりさらに上昇しました。現物株を中心に機関投資家による売買が増えている可能性が考えられ、ちょうど上髭部分がトレンド上限ライン及びトライアングル上限ラインとほぼ一致していることからは、同価格帯での利益確定売りが目立ったものと考えられます。
サンタクロースラリーは本日で終了です。結果はクリスマス後からは明らかな上昇傾向で、アノマリー通りということとなりました。引き続き今週末までは特に1月バロメーターのアノマリーとして、ボラティリティ高に注意です。
アメリカでは今後FOMC議事要旨の発表があります。内容次第では大幅な値動きとなる可能性もあるため、特にアメリカ株での上昇傾向を見せた場合には日本株でもブレイクと捉える可能性も視野に入れていきましょう。下落時ではトライアングル内への止まりと下方ブレイクの両方の可能性があるかもしれません。