2021/12/28
本日の日経平均株価は前日の米株式市場での株価指数上昇の流れを受けたのにプラスして鉄工業生産指数が7.2%に上昇したことを受けて関連株の買いを誘ったことから、前日比392円高の反発となりました。個人的には本日が権利つき確定日だったことも上昇に寄与したものと考えています。
チャートでは昨日の陰線に窓を開けて上髭、下髭いずれも認める陽線を呈しました。上髭部分はちょうど前回高値ライン、前回の上昇トレンド下限ラインと一致し、利益確定売りラインとして意識された可能性があります。(オレンジ色の抵抗線はおよそ前回の高値やギャップラインと一致するように便宜的に引いており、今回の値動きを受けて少し下方に微調整しました。)
出来高は現物、先物共に年末休暇を控えて低い水準で推移していることには変わりありませんが、ここ数日の中では増加し、値動きに見合う出来高となりました。
ここ数日は出来高が少ないながらも上昇を続け、トライアングル上限ラインに迫ってきました。オレンジ色の抵抗線と合わせて売りラインとして機能する可能性があるので注意です。逆に上方ブレイクの際には、以前から複数回ギャップを認めている29000-29300のラインで持値となっている市場参加者が多い可能性もあり、再びギャップをつける可能性もあります。