2021/12/23
本日の日経平均株価は前日の米国株式市場で消費者心理の改善から上昇した流れを受け継いで買い優勢となり、後場にかけてさらに上げ幅を伸ばしました。
チャートでは昨日の十字線に近い陰線から上昇し、下影陽線を呈しました。昨日の値動きにて抵抗線として寄与した25日移動平均線、ギャップラインなどは、本日ではむしろ支持線として反発していることが分かります。
出来高は現物、先物ともに昨日よりさらに減少し、かなりの薄商いとなっていることがわかります。やはり大型休暇を前にした市場参加者の減少を表しているようです。
今回の値動きで重要なラインは明らかに上回っていますが、これを機にブレイクとして上昇期待とするのは難しいでしょう。一つとして薄商いによる少人数参加者による値動きであること、もう一つとして重要なトライアングル線にはまだ達していないことが挙げられます。
市場参加者が戻るまでは値動きや出来高のテクニカル的な意味合いとしては乏しく、どうしてもファンダメンタル頼みにならざるを得ません。さらにファンダメンタル的にも株の値動きに影響するような大きなニュースがないため、ここ最近の値動きはどうしても予想困難です。
テクニカル的にはトライアングル内に収まることを期待しながら、出来高増加を待つ状況が続きそうです。