2022/1/17
本日の日経平均株価は前週までに下げていたことからの自立反発買いで上昇しましたが、中国の主要経済統計の発表と国内での新型コロナウイルス感染の拡大への懸念から上値では売りも目立ち、終値は209円高の反発となりました。
チャートでは昨日の陰線から小さなギャップをつけて十字線を呈しました。複数足での明らかなパターン形成はありませんでしたが、上昇後の十字線は十字星として弱気を表す可能性があるので注意です。上髭ではちょうど前回の上昇トレンドライン下限及びギャップラインと一致し、売りラインとして意識されていることがわかります。
出来高は現物、先物いずれもここ数日では比較的薄商いで、今日1日での値動きが乏しいことを考えられば値幅相応の出来高と考えられます。
本日夜の米株式市場はキング牧師の日のため休場です。明日の国内の主要なイベントとして黒田日銀総裁会見があります。米国市場でのアノマリーとしてキング牧師の日の週では全体的に弱気を表すことが多いので注意が必要です。
今回の上昇では前回指摘していた抵抗線を越えることはできませんでした。明日のファンダメンタルでは米休場や蔓延防止措置の適応などの弱気イベントが多い中で、日銀総裁会見がどのような内容となるか注目です。