僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/2/10

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木曜日の日経平均株価は前日の米ハイテク株高を受けて買い優勢で始りましたが、その後は米CPI発表や連休を控えた利益確定や戻り売りが目立ち、終値は前日比116円高の続伸となりました。

私の考えるエリオット波動理論では現在はインターメディエート波のA波、マイナー波のC波に位置する可能性が有力ではないかと考えています。まずは2020年-2021年から認めていた上昇トレンドは明らかにインパルスであり、2021年2月につけた高値が上昇トレンドの終了と考えた際にこれをインターメディエートの5波と考えることができます。続く現在までの修正波がインターメディエートのA波です。

さらにマイナーとして2021年9月-2021年12月まで認めていたトライアングル波がB波>4波に位置する可能性が高く、そこからの下方ブレイクが新たな波であるC波と繋げることができます。

現在日経平均株価先物は米国株安を反映してCME先物で700円近い下落となっていますが、もしこれが月曜日の終値で短期上昇トレンド内に収まることがなければ直近のマイニュート波が修正波として捉えられるのでマイナーのC波と連動してさらなる下落を引き起こす可能性も考えなくてはなりません。

もちろんこの想定は今後の値動きで変更しうる可能性もあります。マイナー波の想定変更時点としてはB波と思われるトライアングル下限ラインを上回った時でしょう。

チャートからの意識されうるラインとして抵抗線は28000, 支持線は27000, その下に26300を想定しました。

まとめると現在考える私の想定としては日経平均株価は中期的な下落トレンド内に位置していて、ここ最近は短期的な上昇トレンドを見せていましたが、テクニカル、先物価格を考慮した際に短期的にも下落トレンドに変わる可能性があります。ファンダメンタル的にもウクライナ情勢が懸念され、新たな買いはリスクが伴うでしょう。