2022/2/9

本日の日経平均株価は前日の米国株高を背景に買い優勢となり、国内企業の決算発表を手がかりとした個別銘柄の買いも合わせて終値は前日比295円高の続伸となりました。

チャートでは上髭、下髭、実態がいずれも同程度の陽線を呈しました。上値では27600のラインがここ1年で複数回下値をつけた経験あることから利益確定売りが目立った一方で、下髭がここ数日で比較的上方に位置しており、買い勢力の拡大も考えられます。

出来高は先物で昨日とほぼ同程度で推移したものの、現物株で数日のもみ合いから大きく上昇しました。

明日の主なイベントとして日本の企業物価指数、アメリカの消費者物価指数の発表があります。いずれもインフレ率を測る指標として重要です。日本市場のアノマリーとしてオプションSQ日であり、激しい値動きとなる可能性があります。

出来高増加とともに価格上昇が見られ、第3波として買いも期待できるようになりました。弱気のファンダメンタルの出現がなければひとまずは抵抗線までの上昇を期待したいところです。