2022/4/18
本日の日経平均株価は米長期金利の上昇やロックダウンでの中国経済減速懸念、ウクライナ情勢をめぐる不安から売り優勢となり、終値は前週末比 293円安の続落となりました。
チャートでは昨日の陽線から下に位置した実体の短い陰線を呈し、特に下髭が目立つカラカサとなりました。下髭はちょうど短期上昇トレンドラインと一致し、反転ポイントとして意識された可能性があります。下落トレンド最中でのカラカサは相場反転を表す可能性がある一方、出来高は現物株で8億3481万株と薄商いであり、テクニカル的な重要な意味合いとしては乏しい可能性があります。
チャートパターンでは引き続き逆ヘッドアンドショルダーズの可能性は残されますが、まだ出来高増加を伴う上昇を見せていないことから現時点での可能性はあくまで低いものと考えます。
エリオット波動理論では前回同様にインターメディエート波のC波に位置すると考えます。C波は下落トレンドなので、現在それに逆らっている波と考えると修正波の方が想定しやすいです。プライマリー波はC波としてのトライアングル、もしくはフラットなどが想定されるでしょうか。最も、このエリオット波動理論の想定は値動きによって随時更新すべきものと考えており、あくまで暫定的な可能性として記しています。
アノマリーでは4/18は各国休場による弱気の可能性が高いとされていますが、以降は今週ではありません。
東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX-0.86%, MOS-1.84%でした。東証全体での下落が認められる中、下落率はいずれもほぼ同程度であったものと想定することができます。