僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/3/3

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本日の日経平均株価はロシアのウクライナとの停戦に向けた協議をする意向を示したことから警戒感が和らいだことと、FRBの金融政策をめぐる短期的な不透明感が後退したことなどから買い優勢となり、終値は前日比184円高の反発となりました。もっとも上値では原油高からの個人消費の落ち込みを懸念され、上幅は伸び悩みました。

チャートでは上髭、下髭、実体いずれの長さも同程度の陰線を呈しました。出来高は現物株で12億3494万株とここ数日では若干少なめ、先物はラージ、ミニいずれも低値で、同価格での取引はあまり活発ではなかった可能性が考えれらます。前日につけたギャップを一部埋める形での上昇で、明らかなギャップブレイクを呈さなかったことが方向性に欠ける展開として、同価格帯での新規参入者が少なかったのかもしれません。

今回の値動きではチャート上の抵抗線支持線、トレンドラインは意識されていないようです。図には示しませんでしたが、前日につけたギャップが今後抵抗線として意識される可能性がありますが、1日での反転のためにそこまで強い抵抗線として働くかどうかは微妙と考えれます。

引き続き中期的・短期的な下落トレンド内に位置し、エリオット波動理論ではインターメディエート波のA波、マイナー波のC波として捉えています。昨日の記載通りでマイナーC波がインパルスであればマイニュート波はⅲ波、マイナーC波がダイアゴナルであればマイニュート波は5波と考えられます。両者の鑑別は25500−26000間での中期下落トレンドラインで反発するかどうかで鑑別ができるかもしれません。

まとめると、下落トレンド内にはありますが、新たなファンダメンタル次第では短期〜中期上昇トレンドへと反発する可能性が出てきました。上昇トレンドへの復帰にはアキュミュレーション期間の把握が重要です。アキュミュレーション内では出来高の伴った下髭の目立つローソク足が複数回目立つことが多く認められるため、特に下落トレンドにて取引を行う人はアキュミュレーションの兆候を見極めることが重要となってくるでしょう。