僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/2/28

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本日の日経平均株価はロシアのSWIFT排除による経済制裁から世界景気の影響が懸念されましたが、停戦協議を控えての見直し買いも入り、終値は前週末比50円高の続伸となりました。続伸幅はごく軽度となりましたが、東証1部での値上がり銘柄が1732, 新高値銘柄>新安値銘柄で、幅広い銘柄で買われたようです。

チャートでは上髭、下髭が目立つ実体の長い十字線を呈し、売り買いの拮抗を表します。出来高は14億4822万株と値動きに比して活発な取引が伺えました。特に下値は200円を超えた中で埋め合わせる買いが入ったことからは買い勢力も目立っているようです。

今回の値動きでは支持線抵抗線いずれも意識されておりません。ここ数日の値動きを受けて新たに別のトレンド下限ラインを引いてみました。現在の下落トレンド、26200と合わせて今後下値で意識される可能性もあります。抵抗線としては引き続き、27000, 25日移動平均線, 27500などを想定します。

引き続き中期的・短期的な下落トレンド内に位置し、エリオット波動理論ではインターメディエート波のA波、マイナー波のC波、マイニュート波のⅳ波として矛盾はなさそうです。ここでのマイニュート波ⅳ波は現時点ではインパルスを想定していますが、前回記事の通りで終値が26900を上回った場合に想定の変更を考慮します。

現在はウクライナ情勢で株の値動きが意識されやすく、そのほかの情報による値動きが目立たなくなりました。今後ももちろんウクライナ情勢が第一に意識されるとは考えられますが、今週はFRB議長発言やECB理事会議事要旨などの重要発表も散見され、ウクライナ情勢以外での株の値動きが見られるのかどうかにも注目です。