僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/3/4

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本日の日経平均株価はロシア軍の原子力発電所攻撃によるウクライナ情勢の緊迫化を背景にリスク回避姿勢を強め、一時800円安となりました。午後にかけて原発の基幹施設でないことや火災の沈静化を支えに買い戻しが入りましたが、終値は591円安の大幅反落となりました。

チャートでは昨日の陰線にギャップをつけて下髭の目立つ実体の長い陰線を呈し、基本的には弱気を表しますが、トンカチとしてのローソク足でとして買いもいくらか入っていることがわかります。下髭のラインは前回下値、及び26000の価格ラインと一致し、支持線として寄与した可能性が考えられます。現物出来高は15億2925万株とここ数日で大商いとなり、先物市場でも活発な取引が見られたことから前回同様に一時的な底と認識している投資家も多いようです。

引き続き中期的・短期的な下落トレンド内に位置します。25日移動平均線はここ最近は下落トレンド上限ラインとほぼ一致しており、抵抗線として寄与する可能性があります。エリオット波動理論では前提として少し変更点があります。すなわち、今までマイナー波として捉えていたものがインターメディエート波として捉えた方が良さそうで、現在はインターメディエートC波に属する可能性があります。プライマリー波以上は明らかではありません。インターメディエート波のC波としてインパルスもしくはダイアゴナルを想定すべきで、今回の下落はダイアゴナルの範疇と考えられます。これ以上の明らかな下落があった際にはインパルスを想定しなければなりません。

ローソク足出来高からは今回の下落からは少なくとも一時的な反発は臨めるかもしれません。しかし、ロシア情勢の悪材料が多くなってきており、上昇につなげるファンダメンタルズに乏しいのが事実で、慎重な取引が望まれます。