2022/2/14
本日の日経平均株価は緊張するウクライナ問題と米金融政策の警戒感による米株式相場の下落を引き継いで前日比616円安の大幅下落となりました。最も日銀によるETF買い入れが意識されたことで下値は限定的でした。
チャートでは下髭を伴う実体の長い陰線で、出来高は13億7981万株でした。下髭をつけた理由としてはチャート上では27000の支持線が意識されたものと考えることができます。前営業日の出来高と同程度で値幅の割には少なめな印象で、買い勢力の参入は限定的だったと考えることができます。
エリオット波理論では変わらずインターメディエートのA波、マイナーのC波を考えます。これは(A)-C波の第2波が修正波の可能性が高いことも踏まえて下落方向へと推進する可能性があるので注意です。
意識されうる仮のトレンドラインとして図の青線のようなラインを引いてみました。暫定的な価格ラインとして考慮しても良さそうですが、ダイアゴナルなどトレンドを形成しない波へと移行する可能性もあるので注意です。
まとめると、現在はファンダメンタル的に金融引き締めやウクライナ情勢を前に弱気傾向で、下落トレンドはテクニカルでも裏付けされています。2/16ではFOMC議事要旨の発表にも注意です。